New Album「TERRAFORMING (alternative)」発表について

「TERRAFORMING (alternative)」
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重要な事を見落とさない視力で、僕らは生きる。

収録予定曲
1 ハードディスクは愛の夢を見るか　
2 マイベストロボット
3 Cold Kills You　
4 The Girl　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
5 ふたりはともだち　
6 エーテルロケットNO9
7 クライングソーサー　
8 そうだったのか！彗星　　
9 Smells Like You　
10 夏の幻
11 Astronomical Campfire
12 Heaven's Door
13 シュレーディンガーの子供たち
14 My Old Song (midnight) 　
15 1 Year Later
16 ケアルラ　　
17 (It's just a) Brave Story　　　　　　　　　　　　　　　
【BonusTrack】Oursong (still alive)

※収録曲は発売まで変更になる可能性があります。

発表に寄せて。

かるい風邪が治った後、今日誕生日がきて30歳になった。
最近コーヒーを挽いてみたりするのが楽しい。これが年齢のせいかどうかちょっとよくわからない。
うっかりするとすぐ太るようになってしまった。これはきっと、いや完全に年齢のせいで少し切ない。
話はずれるけど、色んなことをぼんやりと年齢のせいにしてしまいそうになる。とても怖い。

そういえば音楽を聴いたりする時間が少し減った。
それはなぜかと言われれば「自分が現時点で必要としているものがあんまり含まれていないから」みたいなごく個人的な理由だと思う。
みんなも変わってきているみたいだけど、それはなぜかよく知らない。音楽産業の不況についての話題にはあまり興味が湧かない。
相変わらず僕にとって重要な曲は重要であり続けているし、そういう音楽に最近出会わなかったわけではない。
ただ、この文章を最後の行でひるがえして「音楽はやはり大切なものだ」とかそういう当たり前の事を言いたい訳でもない。
ともかく僕には、今のテンションを表してくれる「NO MUSIC, NO LIFE.」の次の段階のコピーが必要なように思える。
今は2013年の夏で、このことは年齢のせいじゃないんだろうなと思っている。
これはそういった人間が作ったアルバムです。

今回生まれたこの作品を聞いていて「テラフォーミングに向かう船内で乗組員が作ったようだ」と思いました。
聞けば聞くほどそう思えました。彼らはコールドスリープ装置にデスクトップPCを置き、宇宙服を邪魔そうにしながら、手が足りないときはロボットに歌わせながら音を重ねて行ったんだろうなーって。
そして今年の夏に聞きたいと思いました。
さらに色んなメタファーを含んだ作品だと感じました。
誰にどんな効力を発揮するのか、どんなものを受け入れどんなものを拒むのか、そもそも何について歌われているのか。
まだよくわからない部分もあるけど発表したい、と思えました。だから今出します。
これはそういうアルバムです。
よろしくです。

2013年6月7日　誕生の日に　まつきあゆむ

PS こういうときの自分の言葉には肩に力が入ってたりどうしてもかっこつけ過ぎていて毎回不足を感じるので、アルバムに寄せて気のおけないライターに文章を書いてもらいました。
それはこちらから読めます。
http://matsukiayumu.com/terraforming/phonda/