余談


ひさしぶりに思い出した事。

ずっと佐藤仁美が好きだと思っていて理由を忘れてその事実だけ残っていたんだけど先日ふと思い出して映画を見た。
この映画がずっと好きで、それで好きだったんだ。


1997年の東京にあった女子高生文化についての映画なんですが。援助交際とかポケベルとかね。
流石に今コギャルって言わないね。ルーズソックスもほとんど見なくなったし。なんか、残念です。
この映画中学生位から何回も見てたのに最近ずっと忘れていた。
多分VHSに触れなくなったのが原因。

でもあんまり誰かとこの映画の話をした事がない。多分、一回もない。
すっごい良い映画なんですよ。
演技とか門外漢なのでよくわかりませんが、とても良かったんですよ。全体の雰囲気とか。


ただ、僕は映画を音楽ほど突き詰めて考えたり見たりしてこなかったから(最近黒澤を見出したくらいですから)、これは子供のころから見てる思い入れで好きになったのかもしれない。
そういう事って往々にしてある。
たとえどの人生の時点でビートルズとかエヴァに出会っても夢中になってたと思うけど、小学生から中学生くらいの時に接した物は無条件で血となり肉となってしまう真実。
それって誰のせいで誰の責任なんだ、と思うとちょっと怖い。


でも、大人になってからそれくらい夢中になった物もいくつかあるから、いつも、あの年齢くらいのテンションで世界に触れて、生きていけたら良いと思います。



ああー、しかしとても好きな物一つ思い出せてほんとうによかった。
今からまた見よう。